岩国市美和町で、ギニア人ジェンベ奏者の夫と4歳のハーフっ娘の家族3人暮らし、地域おこし協力隊着任中の里山移住&企業ビギナーです。
突然ですが、これ。
夫の母国、ギニアの一般家庭の庭先です。
ぶらさがっている緑色の実はマンゴー。
空き家を探す我が家の様子を前回に続いてお届けします。この写真も後々関係してきますよ。マンゴーと我が家の空き家探しにどんな関係があるのか!?
前回の記事
空き家を探すにあたり、新居でこれからやりたいことを整理。
その項目をもとに外せない住居のスペックと環境をまとめました。
そして以前都市暮らしだった頃と比較してみると・・・。
駐車場付き。できれば数台分。
農地付き。
鶏と山羊が飼える。
友人知人が数名宿泊できる間取り。
薪ストーブ設置可能。
自転車通勤可能。
もしくは公共交通機関が利用可能。
楽器の練習など、多少音を出しても近所迷惑にならない。
楽器を保管するスペースの確保。
楽器搬入出のため車を建物に横付けできる。
これらができるだけ低予算でかなう。
多分、全体的に求める住環境が特殊だと思います(笑)
特に⑧~⑩は普通のご家庭には必要ないと思いますが、ジェンベ奏者の夫がいる我が家にとっては絶対必要条件。
ですが、このようにまとめることで「気持ち」の部分と「現実」のギャップが明白になり、いまどの部分に不満があるのか把握しやすくなりました。
基準となるのは都市生活中の住環境。
こうしてみると、割といろいろ希望通りにできていたんですよね。
ではなぜ我が家は田舎暮らしに踏み切ったのか?
いくつか理由はあります。
やっぱり⑪は大きな負担となっていました。
特に家賃がしめる家計の割合は大きかったです。
あとは子供が生まれてライフスタイルが変わってしまいました。
一番大きく変わったのは、夜遊びしなくなったこと(笑)
音楽好きなのでね、音と酒のある場所によく遊びに行ってましたよね。
飲んだ後に公共交通機関やタクシーで帰宅することもしばしば。なので中心街から程よい距離に住むことと交通手段の確保は必須項目でした。
でもそれも、夜遊びに行かなければその必要がなくなり、あえて都市部にいる意味が薄れてきました。
ここで少し話が変わります。
夫の実家は、ギニアのごく一般庶民の一軒家。
庭先に、大きなマンゴーの木があります。
そこで、はい。冒頭のこの写真、マンゴーの木。
庭では鶏や山羊が放し飼いになっています。ひよこたちがピヨピヨお母さん鶏の後ろをついて歩く様子を眺めながら洗濯物を干す午前。マンゴーの木陰では、夫がジェンベの修理をしたり、ご近所さんと一緒にアタヤと呼ばれるティータイムを楽しんだり。
時間と空間と人付き合いにゆとりがあっておおらか、そんなギニアの暮らしを日本でもできたらいいなぁ。そしてそういう環境で子育てをしたい。
マンゴーの木は、そんな我が家の理想の生活の象徴なのです。
さすがに日本の本州の気候では庭にマンゴーの木というシチュエーションは難しいと思いますが、柿の木ぐらいならいけるかな?毛虫が落ちてきそうだな(笑)
そんなことを考えていると、都市暮らしじゃない感がどんどん増していったんですよね。
(続く)
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