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執筆者の写真Yoko "Sylla" Fujita

美和に移住して変化したこと。命と向き合う里山の食。

前々回の投稿で、里山で考えるデリバリーフードについて書いてみました。


記事はこちらです▼


都市部では出前をよく利用していましたが、いまの我が家の食事はほとんど自炊で、朝食と夕食は、ほぼ毎日家族揃って食べてます。


これ、美和町に移住して、大きく変化した我が家の食卓事情です。


美和町移住以前の我が家の食卓と、夫の故郷の場合。


都市部在住の時は、夫の出勤・帰宅時間が娘の保育園登園時間帯と全く合わず、夫はだいたい単独で食事をしていました。夫の母国ギニアでは、もともと家族揃って食卓を囲むという習慣がない(そもそも食卓自体がない)ため、まぁいいかとあまり気にしていませんでした。



ギニアの首都コナクリ、ごく一般的な庶民の食事スタイルはこんなカンジです。こうやって大皿をみんなでつつきます。

ちなみにこれは親戚宅の昼食に招かれた時の食事風景。まぁ世界各国食事風景はいろいろってことです(笑)


美和町で変わった、我が家の食卓。


話しは戻って我が家の場合。一緒に食べるようになってからは、やっぱりみんなで食卓を囲むのがいいなと夫もわたしも感じています。


その主な理由は、


  • 家族3人が揃う時間を持てる。

  • 娘の食事のお世話が2人でできる(5歳なのでもうあまり手がかからなくなりましたが、食事に集中しなかったり、嫌いな物を残したり、、、まだ目は離せません。)。

  • 片付けが一回で終わる(これ大事)。


何よりも食卓が賑やかで、食べるのが楽しい。

娘には、食事は楽しいと感じながら育ってもらいたいです。


あと、とても楽しみなのが、自分たちが畑で育てた野菜や山で収穫してきた食材を食べることです。畑で育つ過程を見る。自然の恵みをいただく。これは、娘への食育としてやりたかったことのひとつです。


自分で収穫した食材を食べることで感じること。


岩国市美和町は、デリバリー系アプリには非対応(今のところ)ですが、外食もテイクアウトも無理なくできる範囲に飲食店はあります(※移動にクルマは必要)。


だけど、やっぱり自炊することが我が家は多いです。

都市部在住の時も、できるだけ自炊をと心がけてはいましたが、美和町に住んでからの方が断然自炊率は上がっています。


「節約のため。」

もちろんそれもあります。


でも一番の理由は。


「身近に食材がたくさんあるから。」


です。


身近な食材の一例▼


自然や畑、採れたものは大体は何かしら手を加えないと食べられません。

結果、自炊することが多くなります。わたくし料理は決して得意ではありませんが、今年もタケノコの下茹でやワラビのあく抜きを何度かしました。



草花をぽきぽきと折り取ったり、青々とした芽を摘み取ったり、土の中にしっかり張った根を抜き取ったり、こうやって自らの手で収穫していると、食は命の採取なのだということを意識するようになってきます。


自分の手で採った命を調理し、口にすることで、わたしたちは生命をつないでいる。娘の背丈はぐんぐん伸び、わたしの体重はどんどん増える、、、(笑)


何はともあれ、食を通じて成長や命と向き合っていることを意識せざるを得ません。


我が家が定住を予定している空き家の前に、イノシシの捕獲用の檻型の罠が置いてあります。前と言っても、川や田んぼ数反を挟んだ先なのでかなり距離はありますが、草木越しに捕獲檻が見えています。この近くにも確実にイノシシは生息している証明です。


以前、そこで獲れた猪肉をいただいたことがあります。


畑を荒らされたりといった被害はあります。でも煮ても焼いても美味しい猪肉は、我が家にとって最高のごちそうです。大変美味でした。


今は野菜や自然の植物といった「動かない命」を採取して食していますが、これから里山暮らしを続けていけば、イノシシのように「動く生き物の命」を自ら採取することだって可能です。


狩猟免許に興味が湧く今日この頃です。

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